2017年06月07日
荒木、1996安打
荒木、1996安打
2017年6月1日 紙面から

ソフトバンク-中日 5回表2死二塁、荒木が右前打を放つ=ヤフオクドームで(篠原麻希撮影)
快挙に向かうベテランがひと筋の光だ。中日・荒木雅博内野手(39)が通算2000安打にあと4本とした。31日のソフトバンク戦(ヤフオクドーム)の5回、右前打を放ったが、試合は、2-7で敗れた。先発・大野雄大投手(28)が4回まで毎回失点する乱調で、今季初勝利は遠かった。
1日にも偉業達成が見られるかもしれない。前日30日に3安打の固め打ちで通算2000安打まで残り5本と迫っていたた荒木。連夜の快音となる5回の右前打で通算1996本目の安打をマークした。
「タイミングが合えば打とうと思っていました」
3点ビハインドの5回2死二塁に見せ場をつくった。プロ初先発のソフトバンク・石川の初球だった。「速かったですね」。14歳年下の若手の球威を褒めつつも、高めの148キロ直球を見逃さない。コンパクトなスイングから放たれた打球が一、二塁間を破った。
昨オフから公言してきた「5月中に達成したい」という目標はかなわなかった。しかし、早ければ1日のソフトバンク戦(ヤフオクドーム)で偉業達成となる。1試合で4安打。厳しいように見えるが、荒木にとっては決して無理難題ではない。昨季までの現役生活21年間で1試合4安打以上は31度ある。現役を見渡してみると、通算2000安打まで残り41本としている巨人・阿部は15回、昨季に偉業を成し遂げた広島・新井でも23回。今季こそ1度もないが、背番号2なら4安打の固め打ちも十分可能だ。
http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/dragons/news/201706/CK2017060102000120.html