2017年06月02日
吉見&大野、パ斬り任せろ
吉見&大野、パ斬り任せろ
2017年5月30日 紙面から

練習を終えリラックスした表情で大野(右)と話す吉見=ナゴヤドームで(布藤哲矢撮影)
プロ野球の日本生命セ・パ交流戦は30日に開幕して13年目のシーズンを迎える。中日は交流戦の開幕に吉見一起投手(32)、2戦目に大野雄大投手(28)をぶつける。ここまで吉見が1勝、大野は0勝と思い通りのシーズンにはなっていないが、2人とも交流戦は大の得意。敵地でソフトバンク相手にロケットスタートを切る。
交流戦は過去30試合に登板し、12勝5敗、防御率1・51と絶対的な安定感を誇ってきた。近年セ・パの戦力差が如実に出る傾向にあるが、吉見にとってはパの強打者たちを恐れる理由はどこにもない。
「久しぶりにカードの頭で投げるので、先勝できるように頑張ります」。今季初勝利をあげた21日の広島戦(ナゴヤドーム)から中8日。交流戦開幕に標準を合わせて調整を進めてきた。「もう一度、軸にならないといけない。そして勝ちたい」と語ってきた右腕にとって、チームの浮沈のカギを握るカード初戦はうってつけの役目。強敵ソフトバンクを最初にたたければ、チームも乗っていける。
2戦目予定の大野も交流戦に自信ありだ。「相手はそんなことを知らないかもしれないけど、自分の中では一つの自信にしたい」。通算7勝2敗、防御率2・07と数字は良い。今季は0勝4敗、防御率6・23と苦しんでいるだけに、一つのキッカケにしたいところだ。
http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/dragons/news/201705/CK2017053002000112.html