2017年06月01日
バル、2イニング6失点
バル、2イニング6失点
2017年5月29日 紙面から

KOされ、ベンチから戦況を見るバルデス
今季最多の観衆が詰め掛けたナゴヤドームで、目を覆うような惨状が繰り広げられた。2回、先発バルデスが先頭のバレンティンから2安打と1失策で先制点を奪われると、大引には1死満塁から左翼線に2点適時打を浴びた。さらに2死満塁から雄平に左前適時打。打者一巡してバレンティンには、このイニング2安打目となる左翼線への二塁打を許した。
あっという間の6失点。マウンド上の左腕は、ぼうぜんと立ち尽くした。「ほとんどの球が甘かったし、芯で捉えられていた。なぜ打たれたかと聞かれても、球が甘く入ったとしか言いようがない。疲労はあるかもしれないが、痛みも疲れも感じていない」
そう淡々と振り返ったように1回から自慢の制球力が影を潜めた。6失点は来日3年目で5度目だが、2イニングKOはワースト。5失点した23日のDeNA戦に続く背信に、開幕から9戦連続でクオリティースタート(先発で6イニング以上投げ、自責点3以下)を達成していた安定感が、見られない。友利投手コーチは「リフレッシュさせる。2週連続で打たれたわけだから原因がある」と厳しい口調。出場選手登録を外れ、代わりに新外国人のロンドンが初登録される見通しだ。
http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/dragons/news/201705/CK2017052902000099.html