2017年05月31日
又吉、反省7イニング
又吉、反省7イニング
2017年5月28日 紙面から

中日-ヤクルト 3回表無死、今浪の一ゴロでベースカバーに走る先発の又吉=ナゴヤドームで(いずれも篠原麻希撮影)
試合中に立て直せる。又吉が先発としての能力の高さを見せた。7イニングを111球、8安打、2失点。数字上では試合をつくったが、開口一番に出てきたのは反省と感謝だった。
「フォアボールやデッドボールを与えると試合のリズムが崩れる。野手の方にひっくり返してもらって感謝しかない」
立ち上がりはボール先行で自らを苦しめた。1死から今浪を歩かせると、山田に左前打で一、二塁。雄平を打ち取ったもののバレンティンに死球、大松には押し出し四球。いずれも直球が外れてあっさりと先制点を与えてしまった。「意志を持って打ち取る球と違った。甘い球だった」。ただ、大引を右飛に打ち取って最少失点にとどめた。
修正できた。1回に3アウトを取ってベンチに引き揚げる時、捕手・松井雅と話し合った。寝てしまっていた右手首を立てて投げることで、ストライクゾーンに制球できた。2回以降は安打を許しながらも1失点。森監督は「先発に回って、苦しいところで何とか抑えることができるようになったのは、リリーフでの苦しいもの(経験)が生きてきているのかな」と評価した。
http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/dragons/news/201705/CK2017052802000094.html