2017年05月23日
岩瀬、一打同点ピンチをピシャリ
岩瀬、一打同点ピンチをピシャリ
2017年5月19日 紙面から

阪神-中日 8回裏途中から3番手で登板、7ホールド目を挙げた岩瀬=甲子園球場で(小沢徹撮影)
大歓声に揺れる甲子園に、岩瀬は動じない。通算919試合目のマウンドは、1点リードの8回2死二塁。「当然、準備はしていた」。左の鳥谷を迎えたところで三ツ間から継投。僅差で勝てない竜の悪い流れを、左腕が断ち切った。
一塁が空いた状況に「もちろん勝負にはいくけど、カウントが悪くなれば最悪歩かせてもと」。外、外、内、外と攻め、バットを出されることなく3ボール1ストライクとなり、無理せず四球を選択して一、二塁。この日スタメン復帰した上本との勝負を選び、2球で遊飛に打ち取った。
5試合ぶりの登板にも「特に関係ない」とさらり。9日のDeNA戦(岐阜)以来、今季7ホールド目を挙げた。開幕からハイペースで重ねてきた登板。疲れがないと言えばうそになるが「投げるペースを選べる場所じゃないんでね」。それが自らが身を粉にして生きてきた場所だ。
http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/dragons/news/201705/CK2017051902000110.html