2017年05月20日
翔太&アラウホ、四球から自滅
翔太&アラウホ、四球から自滅
2017年5月17日 紙面から

阪神-中日 1回裏2死二、三塁、中谷に先制3ランを許し声を上げる先発鈴木(布藤哲矢撮影)=甲子園球場で
悪夢はまだ続いているのか。中日は16日の阪神戦(甲子園)で1-8の大敗。四球で走者をためては長打で一気に失点するパターンが繰り返された。3四球から大野がサヨナラ満塁弾を浴びた14日のヤクルト戦から、悪い流れを断ち切れずにいる。
負のパターンが繰り返され、竜の借金が今季ワーストの11に膨らんだ。首位を走る虎にかみちぎられての完敗。四球で出した走者が5人、失策の走者が1人、本塁打で2人…。8失点の内訳には課題がギッシリと詰まっていた。
「先頭打者を三振に取って、その後にストレートの四球を出すようじゃ…」。森監督が苦虫をかみつぶしたのは、先発鈴木の初回だ。幸先の良い立ち上がりが一変。2番大和には1球もストライクが入らず、ビシエドの失策も絡んだピンチで先制3ランを被弾した。
5回も2死から連続四球。「本来なら我慢して投げさせたいところ」と近藤投手コーチ。ただ、100球を超え、疲労も明らかに見えていた。打線が1点を返した直後。試合の流れを考えれば、降板もやむなしだ。
しかし、2番手アラウホも火に油を注いでしまった。いきなり四球を与え、満塁からの二塁打で3点を献上。続く6回にも四球の直後に一発を浴びた。歩かせて、失点-。14日にサヨナラ満塁弾を浴びた大野もそうだった。
http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/dragons/news/201705/CK2017051702000107.html