2017年05月20日
周平、甲子園お任せ
周平、甲子園お任せ
2017年5月16日 紙面から

打撃練習で汗を流す高橋。得意の聖地で爆発したい=甲子園球場屋内練習場で(布藤哲矢撮影)
大好きな甲子園で大暴れだ! 中日は15日、首位・阪神との3連戦(16~18日)に備えて甲子園球場で指名練習を行った。14日のヤクルト戦(松山)で今季初安打を含むマルチ安打をマークした高橋周平内野手(23)は、甲子園の通算打率3割5分1厘と相性の良さを生かして打棒爆発を目指す。
目覚めた打撃をさらに上向かせたい。本来の輝きを取り戻すきっかけとなる安打を放っても高橋は表情を崩さない。短い言葉に阪神戦に挑む決意を込めた。
「今やっていることを継続していくだけです」
徹底しているのはタイミングだ。思い描いたポイントで球を捉えることを意識している。この日の野手陣による屋内練習場での練習でもティー打撃やフリー打撃などで汗を流した。波留打撃コーチから左腕や腰などの使い方を助言してもらいつつ、練習終了を告げる号令がかかっても、高橋はギリギリまでバットを振る手を止めない。大粒の汗を光らせながら、最後に屋内練習場を後にした。
14日のヤクルト戦では、今季初安打を含む計3打数2安打を記録した。確実に上向きつつある打棒に土井打撃コーチは「良かった悪い、良かった悪いじゃなく(上り調子の)スロープを描いてほしい。外野フライなんかも出てるし、上がってることは上がっていますよね。それがバーンと落ちないように辛抱してほしい」と緩やかでも上昇曲線を描いていくことを求めた。
http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/dragons/news/201705/CK2017051602000103.html