2017年05月19日
吉見、8イニング1失点も初白星またならず
吉見、8イニング1失点も初白星またならず
2017年5月15日 紙面から

ヤクルト-中日 2回裏無死一、二塁、鵜久森の二飛を指差す先発の吉見=坊っちゃんスタジアムで(篠原麻希撮影)
勝てなかった。吉見がどうしても欲しかった白星は、またしても手に入らなかった。「チームが勝たないと意味がない」。8回まで投げ7安打1失点。険しい表情とは裏腹に堂々の内容。負けない投球ができたことは確実に次につながる。
「崖っぷちだと思っていた。ダメならファーム。そういう気持ちをエネルギーに変えた」。開幕から白星なし。黒星だけが増えていく現状に、自らを追い込んでマウンドに向かった。「自分がどういうピッチャーなのかもう一度考えた。しっかりコントロールを大事にしようと思った」。序盤からストライクゾーンを広く使い、丁寧な投球。失点は併殺崩れの間に取られた1点のみ。テンポ良く、2013年の右肘靱帯(じんたい)の再建手術以来最多となる114球を投げ、ゲームをつくった。
http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/dragons/news/201705/CK2017051502000089.html