2017年05月12日
ビシ&ゲレ、2戦連続アベック弾
ビシ&ゲレ、2戦連続アベック弾
2017年5月10日 紙面から

ゲレーロも続いた!4回1死、左中間にソロを放ち、キューバコンビが2試合連続のアベック弾(篠原麻希撮影)=長良川球場で
◆中日8-3DeNA これを覚醒という。しかも、2人とも。3回に3点を先制し、なおも2死一塁。まずはビシエドが初球をひと振り。「高めの直球を思い切りスイングしたよ」。直線的な弾道は一瞬にして右翼席へ。5号2ランで試合の流れを決定づけると、もうひとりの助っ人も触発された。
4回1死。2ストライクから、ゲレーロが低めのカーブをとらえる。チームトップの6号ソロが左中間に飛び込み、「追い込まれていたけど、うまく反応できたよ」とご満悦。7日の巨人戦(ナゴヤドーム)に続く2試合連続のアーチそろい踏みで、快勝へ導いた。
6戦4発のゲレーロに、4戦3発のビシエド。開幕から苦しんできた両助っ人が息を吹き返した。メジャーで積み上げた実績やプライドに固執せず、謙虚に求めた周囲の助言。スイングの量は日本人選手にも勝るとも劣らない。「お互いにいい感じになってきているね」とビシエドが笑う。
その4番は5回に左翼線二塁打、7回1死一、三塁でもダメ押しの左前適時打。2試合連続の猛打賞で3打点と止まらない。土井打撃コーチは、好調の印である「高い位置のトップ」ができていることに触れ、「ボール球に手を出さなくなって自分のカウントで勝負できている。安心して見ていられる」とうなずく。
http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/dragons/news/201705/CK2017051002000101.html