2017年05月09日
ジョーダン、粘投7イニング3安打零封
ジョーダン、粘投7イニング3安打零封
2017年5月8日 紙面から

5回表、ピンチを脱し、好プレーを見せた荒木(左)をハイタッチで迎えるジョーダン(篠原麻希撮影)
◆中日8-1巨人 連敗を止める-。断固たる決意でマウンドに上がったジョーダンが、最高の結果をもたらした。「チームメート、ファンの方々、みんなの喜ぶところが見られて良かった」。7イニング3安打、無失点。4四死球を与えたが、ホームは踏ませない。連敗を6で止める大仕事を成し遂げた。
「巨人は力のある打者が多い。とにかく低めに投げることを心掛けた」。序盤から走者を背負っての投球が多かったが、「絶対に連敗をストップさせなければいけないという責任を感じながら投げた」と最後まで気持ちで負けなかった。
4回。先頭の坂本に右翼二塁打を浴びたところでギアが1段上がった。4番・阿部、5番・マギーを連続空振り三振。さらに長野を右飛に打ち取り、ピンチをしのいだ。「1点も与えたくなかった」。140キロ台中盤の直球と、スライダーのコンビネーションでねじふせた。
昨年も連敗ストッパーだった。3連敗を3度、4連敗を1度止めている。「そういう状況のときこそ、前向きにならないといけない。今は先発をやらせてもらっているけど、最初は中継ぎだった。ひとつひとつ積み重ねていくだけだよ」。苦しい状況でも自分の仕事に徹することができる強い気持ちが何よりの武器だ。
http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/dragons/news/201705/CK2017050802000012.html