2017年05月09日
<ファーム>柳、初完投勝利
<ファーム>柳、初完投勝利
2017年5月7日 紙面から

中日-西濃運輸 7イニングを投げ、5安打2失点で完投勝利した先発の柳=長良川球場で(篠原麻希撮影)
中日のドラフト1位ルーキー・柳裕也投手(23)が6日、ベーブルース杯準決勝の西濃運輸戦(岐阜長良川)に先発。7イニングを98球、5安打2失点に抑え、9-2で7回コールドゲーム勝ちながらプロ入り初完投勝利を飾った。続く東京ガスとの決勝では友永、遠藤が9回に適時打を放って4-3で逆転勝ちし、2年連続4度目の優勝。最優秀選手賞には遠藤が2大会連続で選ばれた。
プロ3度目の先発。7回、最後の打者を右飛に仕留めた柳は、うれしそうにナインの祝福を受けた。
「まっすぐの走りも変化球の切れもいまひとつだったけど、悪いなりに試合をつくれたことは良かった。調子が良くない時にいかに踏ん張るかも大切ですから」
立ち上がりは打者5人に対し、ストライクなしの3ボールが3人。3回からは振りかぶらないで、ノーワインドアップからの投球に切り替え、コントロール重視を決めた。いきなり8番・藤中に、キャンプの実戦から打たれたことのない本塁打を浴び、5回には7番・城にもツーシームを右翼席へ運ばれた。だが、与えた四球は最後の7回の1つだけ。最高球速は139キロ止まりだったとはいえ、制球力で勝負する柳らしさが出たピッチングだった。
http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/dragons/news/201705/CK2017050702000113.html