2017年05月05日
大島、通算1000安打も「勝ちたかった」
大島、通算1000安打も「勝ちたかった」
2017年5月1日 紙面から

花束を手に喜ぶ大島=甲子園球場で(布藤哲矢撮影)
中日は30日、阪神戦(甲子園)に2-3で競り負け、借金5の最下位で4月を終えた。1回に2点を先制しながら追加点が奪えず8回に勝ち越し点を献上。2安打を放ち通算1000安打を達成した大島洋平外野手(31)は5月も頼もしい存在になりそうだ。
ひとつの節目を、喜びとともにかみしめたかった。終盤に勝ち越しを許した試合に「勝ちたかったですけどねぇ」とつぶやく。大島が快音を放つのは、何よりチームのため。史上286人目の1000安打到達にも、淡々と振り返った。
2回1死から、阪神の先発・能見が投じた外角のスライダーを巧みに左前に流して999本目。4回2死ではツーシームに反応すると、鋭い打球が左前へと抜けていった。「能見さんという素晴らしい投手から打つことができてうれしい」。一塁上で花束を受け取り、虎党も含めた拍手に穏やかな笑みで応えた。
プロ1年目の2010年3月27日の広島戦(ナゴヤドーム)で1本目を刻んでから7年と1カ月。936試合目での達成は、中日在籍時に1000安打を放った過去20人を含めて5番目に早いが「2000本も3000本も打っている人がいる。自分の中ではまだまだです」と言う。
http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/dragons/news/201705/CK2017050102000092.html