2017年04月28日
祖父江が岩瀬が…落とし穴
祖父江が岩瀬が…落とし穴
2017年4月27日 紙面から

中日-ヤクルト 8回表2死二、三塁、大引に同点3ランを浴び、滑り止めに手をやる祖父江(布藤哲矢撮影)=ナゴヤドームで
痛恨の逆転負け-。中日は26日のヤクルト戦(ナゴヤドーム)をゲレーロ、ビシエドの両外国人の活躍などで優位に進めながら、8回に祖父江大輔投手(29)が大引に同点3ランを浴びると、延長11回には岩瀬仁紀投手(42)がつかまりジ・エンド。今季初の3連勝を逃し一夜で最下位に逆戻りしてしまった。
崩れた。ここまで不振の打線を何度も水際でカバーしていた救援陣が、勝ちゲームを壊した。森監督は「田島までどうやってつなごうか考えたけど、それができなかった」と終盤の継投を悔やんだ。まだ開幕から1カ月もたたないというのに、すでに延長戦は22試合中7度目。首脳陣もなんとか救援陣をやりくりしているが、やはりひずみは出た。
ゲレーロ、ビシエドの両外国人の復調に大島、平田ら日本人主軸の打撃がかみ合い、今まで欲しいところで出なかったタイムリーが4本も出た。吉見は苦しい投球となったが、安全圏ともいえる3点のリードで終盤へ。7回は三ツ間が3人で抑えたが、8回に落とし穴が待っていた。
祖父江が先頭のバレンティンに三塁内野安打で出塁されると、続く雄平には四球。2死二、三塁までこぎつけながら、8番の大引への初球の直球が甘く入った。右翼ポール際に飛び込む同点3ラン。祖父江は「外に行こうとしたが甘くなった」とうなだれた。
http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/dragons/news/201704/CK2017042702000112.html