2017年04月28日
ビシエド、完璧2号ホームラン
ビシエド、完璧2号ホームラン
2017年4月27日 紙面から

中日-ヤクルト 4回裏1死、ビシエドが左越えに勝ち越しソロを放つ=ナゴヤドームで(小沢徹撮影)
◆ヤクルト8-7中日 覚醒モードに入った。あまりの豪快な一発に、スタンドに詰め掛けた竜党からどよめきと歓声が入り交じる。久々の感触と喜びをかみしめるように、ビシエドはゆったりとダイヤモンドを1周した。20日の阪神戦(ナゴヤドーム)以来、19打席ぶりの今季2号本塁打。ベンチに戻ると、思わず白い歯がこぼれた。
「とってもいい打球だったよ。今シーズン一番だね。久しぶりにいい感触で打つことができたよ」。ファンも、ビシエド自身も、納得の一発。思わず笑みがこぼれた。
同点に追いつかれた直後の4回1死。相手は前回対戦(13日、神宮)で4打数無安打と抑え込まれたブキャナンだ。カウント2-2からの7球目。甘く入ったチェンジアップをフルスイングすると、打球は速度を落とすことなく左翼席上段へ突き刺さった。推定飛距離125メートルの本塁打で勝ち越し点をもたらした。
25日のヤクルト戦(豊橋)で先制3ランを放ったゲレーロの後を追うように、ビシエドも上昇気流に乗り始めている。24日にはゲレーロとともに指名練習。打ち込みや、初めてという外野ノックを打つように大きな飛球を飛ばす練習を敢行すると、翌25日には14打席ぶりの安打。「きのう(25日)もしっかりとボールを捉えられた。少しずつ良くなっているよ」。背番号42とともに練習の成果が表れた。
http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/dragons/news/201704/CK2017042702000111.html