2017年04月28日
吉見、モヤモヤ3失点
吉見、モヤモヤ3失点
2017年4月27日 紙面から

中日-ヤクルト 6回表2死満塁のピンチを抑えた佐藤優(右)を笑顔で迎える吉見=ナゴヤドームで(金田好弘撮影)
援護点はあった。勝ち投手の権利をもってマウンドを降りた。それでも勝てなかった。5イニング1/3を8安打3失点。「効率よく点を取ってくれたのに、6回途中で降りたのは情けないです」。先発した吉見の口から出てくるのは反省ばかりだった。
序盤は持ち前のコントロールがさえた。先頭の坂口の打球が左足に直撃し、内野安打とされたが、その影響を感じさせない投球で1死二塁のピンチを切り抜けた。3回までわずか34球、1安打と完ぺきな立ち上がり。2回に2点の援護をもらい、そのまま終盤までスムーズにいくかと思われた。
だが、4回だった。先頭の荒木に粘られ、9球目を左翼線への二塁打とされたあたりから徐々にリズムが乱れた。1死三塁からバレンティンには140キロの直球を左前にはじき返された。さらに2死一、二塁では中村に左前適時打を浴び、同点とされてしまった。
その後、味方が勝ち越しに成功。それでも6回1死からバレンティン、雄平に連打を浴び一、三塁。左足がつっていたため、ここで降板となった。6回途中からの継投を招いてしまい、「中継ぎの方々に負担をかけてしまった」と唇をかんだ。
http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/dragons/news/201704/CK2017042702000110.html