2017年04月18日
小笠原、デニー熱望 「すぐ呼びたい」
小笠原、デニー熱望 「すぐ呼びたい」
2017年4月18日 紙面から

球拾いを笑顔でこなす小笠原=ナゴヤ球場で(小沢徹撮影)
中日・小笠原慎之介投手(19)が、苦戦の続く竜の救世主になる。19日のウエスタン・リーグのソフトバンク戦(タマスタ筑後)に先発予定で、昨年11月の左肘手術から3度目のマウンドで、90球をめどに総仕上げをする。首脳陣も、最下位の現状を打破する起爆剤として、早期の昇格を期待。27日のヤクルト戦(ナゴヤドーム)で1軍復帰する可能性も出てきた。
新風が待ち遠しい。17日のナゴヤ球場。2軍が練習するグラウンドに、1軍の友利投手コーチの姿があった。先発陣の状況などを確認する中でも、気になっていたのが背番号11。「待ってるからな」。あいさつで近寄ってきた小笠原に満面の笑みで言葉をかけた。
「のどから手が出るほど欲しいよ。アイツが来ると、空気が変わる。2軍からのゴーサインが出れば、すぐにでも呼びたい」
報道陣に対し、19歳左腕への期待を隠さなかった。開幕から14戦で3勝9敗2分の最下位。先発に白星がつかず、ローテのやりくりにも苦慮。そんな重苦しさを払いのける存在になってほしいと願うのも無理はない。
過去2試合登板で、計6イニング2/3を1失点。球数も38球、66球と順調に伸ばしており、あとは臨戦態勢が整うのを待つばかり。「いつ1軍に呼ばれてもいい状態です」と小笠原は自信をのぞかせる。昇格への最終ステップとなるのが、ソフトバンク戦。90球程度まで投げる予定で「バランス良く投げたい」。理想は6イニング以上で、当然結果も求められる。
http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/dragons/news/201704/CK2017041802000089.html