2017年04月08日
森監督、オレは愚痴らん 37年ぶり開幕4連敗
森監督、オレは愚痴らん 37年ぶり開幕4連敗
2017年4月5日 紙面から

中日-広島 6回裏、ベンチで厳しい表情の森監督(右から2人目)=ナゴヤドームで
よーいドンからの暗いトンネルは、どこまで続くのか…。中日は4日、ナゴヤドーム開場20周年となる本拠地開幕を迎えたが、昨季リーグ覇者・広島の前に投打ともに精彩を欠き1-7の完敗。中日・森繁和監督(62)はあくまで我慢の姿勢を強調したが、1980年以来、37年ぶりの開幕4連敗を喫した。
今季の本拠地初戦。3万3744人が集結したナゴヤドームに竜党のタメ息が充満した。投壊、拙攻。そして、完敗-。開幕6連敗を喫した1980年以来、37年ぶりの4連敗スタート。それでも、試合後の森監督は仏の顔を浮かべた。
「このまま全部負けるわけないだろう。俺がいろんなことを言って(選手の)プレッシャーになるのも嫌だから。俺は愚痴はこぼしません」。感情を抑え、時に表情を緩めながら、「敗者の顔」を封印した。
愚痴を言い出したらキリがないはずだ。本拠地初戦を任せた若松は、わずか3イニングでマウンドを降りた。3番手の浅尾も2死走者なしから広島打線につかまり、致命的な4点を失った。
攻撃陣も逸機の連続。溝脇の代打弾は飛び出したものの、奪った得点はその1点だけ。初回の無死三塁を逃し、2回1死一、二塁は併殺打。4回無死二塁も後続が3者凡退。押し切れない場面が続き、開幕から4試合連続で3点以内と得点力不足に苦しむ。
http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/dragons/news/201704/CK2017040502000107.html