2017年04月08日
溝脇、希望のプロ1号
溝脇、希望のプロ1号
2017年4月5日 紙面から

中日-広島 3回裏無死、代打溝脇が右越えにプロ初本塁打を放つ(小沢徹撮影)=ナゴヤドームで
◆広島7-1中日 若き竜戦士が重苦しい雰囲気を振り払った。高卒5年目の溝脇が本拠地開幕戦で、代打ソロをぶちかました。悠々とダイヤモンドを一周し、本塁を踏むと少しだけはにかむ。プロ初出場だった2014年8月26日のDeNA戦(ナゴヤドーム)以来となる安打が、記念すべきプロ初アーチ。ちゃめっ気たっぷりに一発を振り返った。
「打った瞬間、入るなって思った。まさかホームランが出るとは。(ボールは)自分で持っていても仕方ないので、実家に送ろうかな」
若松の代打で迎えた今季初打席。3点を追う3回無死で対峙(たいじ)したのは、昨季リーグ最多勝右腕の野村だった。「コントロールのいい投手なので、とにかく必死に食らい付いていきました」。2ボールから4球連続でファウル、さらに3球連続で粘りに粘ってからの11球目。野村に投げさせた低めの134キロ直球をコンパクトに振り抜く。白球は竜党の待ち構える右翼席に飛び込んだ。
http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/dragons/news/201704/CK2017040502000106.html