2017年04月04日
バルデス、竜1号本塁打
バルデス、竜1号本塁打
2017年4月2日 紙面から

巨人-中日 3回表1死、バルデスが右越えに先制本塁打を放つ=東京ドームで(小沢徹撮影)
開幕2戦目。今季のチーム1号本塁打を放ったのは新外国人の3番・ゲレーロでも、昨季22発の4番・ビシエドでもない。投手のバルデスだった。3回1死、1ボール2ストライクからの4球目。左腕田口の投じた高めのカーブを振り抜くと、打球は右翼席へ。G党を黙らせる先制のソロ本塁打になった。
「何となくだけど、変化球が来そうな気がしたんだよね。狙ってはいないよ」。予感を見事に的中させ、昨年7月11日のDeNA戦(横浜)以来、自身2本目の本塁打。中日投手として2年連続アーチは2004、05年の川上以来12年ぶりだ。
実は加計通訳とある約束を交わしている。今季、バルデスが通算2本塁打までなら自らが食事をごちそうし、3本塁打以上なら加計通訳におごってもらうという。加計通訳は「早速、出ましたね」と苦笑いを浮かべていた。
7回にも二塁内野安打を放ち、来日3年目で初のマルチ安打。そんなバルデスは本業の投球でも試合をつくった。持ち前のテンポの良さと、直球にスライダーとチェンジアップを使い分けて6イニング1/3、116球を投げて4安打、1失点でまとめた。「調子自体はよかった」。7四球にも「(ストライクゾーンから)はっきり外れていない。狙いすぎたかな」と、制球に問題ないことを強調した。
http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/dragons/news/201704/CK2017040202000109.html