2017年04月03日
杉山、開幕初スタメン 必死さは負けていない
杉山、開幕初スタメン 必死さは負けていない
2017年4月1日 紙面から

巨人-中日 5回裏無死一塁、打者立岡のファウルフライを好捕する杉山=東京ドームで(小沢徹撮影)
開幕戦という特別な一戦で、背番号「45」が竜党を沸かせた。オープン戦では杉山と木下拓が併用され、どちらがかぶっても初となった開幕マスク。司令塔を任されたのは、やはり昨季86試合に先発出場した5年目の杉山だった。
バットで仕事をしたのは5回だ。遠藤、京田の連続安打で生まれた無死一、三塁の絶好機。マイコラスの3球目を思い切りよく振り抜いた。好捕されたものの、一塁走者の京田もタッチアップできたほど左中間深くまで届く犠飛。「一番いいのはヒットやホームランだけど、最低限のことはできたのかな」と恐縮したが、2017年新生ドラゴンズの初打点を挙げた。
守備でも魅せた。5回無死一塁。立岡のバントが捕手の後方に上がると、反り返りながらマスクを上げ、ギリギリのボールに飛び付くダイビングキャッチだ。「流れがあまり良くなかったので、なんとか変えようとした」。必死のプレーに、巨人ファンからも思わず拍手がわき起こった。
http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/dragons/news/201704/CK2017040102000116.html