2017年04月01日
京田、やるぞ!開幕ルーキースタメン安打だ
京田、やるぞ!開幕ルーキースタメン安打だ
2017年3月30日 紙面から

打撃練習する京田=ナゴヤドームで(黒田淳一撮影)
セ、パ両リーグは29日、開幕戦の出場選手登録名簿を公示し、中日は25人を登録した。ドラフト2位・京田陽太内野手(22)=日大=が開幕1軍入り。31日の巨人戦(東京ドーム)で開幕スタメンに名を連ねて安打を放てば、1989年の大豊泰昭以来28年ぶりとなる。チームの新人で唯一、1軍切符をつかんだ背番号51が歴史をつくる。
念願の吉報に京田の表情が自然とほころんだ。居残りの走塁練習を終えて報道陣に対応していたところで、開幕1軍が発表される午後3時を迎えた。
「やっとスタートラインに立てたかな。ここからが本当の勝負だと思う」
猛アピールが実った。オープン戦では全19試合に出場。50メートル5秒9を誇る快足で2盗塁に、チームトップの9得点をマークした。「足で認められたと思う」と京田。チームが積極的に先の塁を狙う走塁改革を掲げる中で、武器の俊足を生かせたことにうなずいた。
特に課題と位置付けていた打撃にも光明が見えてきた。オープン戦で50打数13安打、打率2割6分。猛打賞を記録した23日の西武戦(メットライフドーム)で3本目の左前打に手応えをつかんだ。「体が止まっている状態でバットが走っていた。理想のスイングができた」。土井打撃コーチも「軸足に重心を乗せられるようになった。(ヤクルトの)山田と間の取り方が似ているね」と2年連続トリプルスリー男に重ね合わせるほどの成長ぶりだ。
http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/dragons/news/201703/CK2017033002000120.html