2017年03月26日
固まった 17年クリーンアップ
固まった 17年クリーンアップ
2017年3月26日 紙面から

中日-楽天 本塁打を放ったゲレーロ(右)がベンチでハイタッチ。左は二走の大島=ナゴヤドームで(篠原麻希撮影)
中日のアレックス・ゲレーロ内野手(30)が、25日の楽天とのオープン戦で30打席ぶりの一発を放った。ナゴヤドームでの来日初アーチに「パーフェクト」と自画自賛。オープン戦の低空飛行は気になるが、4番・ビシエド、5番・平田との「2017クリーンアップ」がようやく顔をそろえた。
大観衆の歓声と拍手を心地良く浴びながら、ゆっくりとベースを一周した。ゲレーロだ。初回1死二塁、美馬が投じた外角に逃げるスライダーをとらえると、高く舞い上がった打球はバックスクリーン横に飛び込んだ。12日のソフトバンク戦以来、30打席ぶりに飛び出したオープン戦3号は、7試合目にしてナゴヤドームで初めて放った一発でもあった。「気分はいいよね。まずファンの方が喜んでくれたのがよかった」とうなずいた。
「力が抜けた形でしっかり振ることができた。感触もパーフェクトだった」と自画自賛した一撃だった。中堅122メートルの本拠地は、国内屈指のピッチャーズパーク。それでも「僕のパワーがあれば、しっかりコンタクトさえできれば球場に関係なく入る自信はある」と言い切った。しかもオープン戦では初めて右中間方向への本塁打。第3打席にも右翼フェンス際まで運ぶ飛球を放ち、「外のボールに自然と反応した。東京ドームなら入ってたんじゃないかな」とニヤリと笑った。
http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/dragons/news/201703/CK2017032602000108.html