2017年03月25日
吉見、4・4ナゴヤD開幕戦見えた
吉見、4・4ナゴヤD開幕戦見えた
2017年3月24日 紙面から

西武-中日 先発し108球の熱投を見せた吉見=メットライフドームで(篠原麻希撮影)
◆西武6-4中日 結果には満足いかない。それでも、シーズン開幕への手応えはつかんだ。オープン戦3度目の先発となった吉見が今季自己最多となる8イニング、108球で完投も、7安打、1本塁打、3四死球、6失点で負け投手に。表情を変えることなく淡々を振り返った。
「崩れかけたけど、何とか持ちこたえた。感覚としては悪くないと思います」
収穫は球数と投球回。「100球を超えられたことと、8回まで投げられたことですね」。2013年に右肘の靱帯を再建するトミー・ジョン手術。一昨年オフにも神経を正常化させる「尺骨神経剥離術」を受けた。昨季はオープン戦の登板がわずか1度。しかし、今季は3度。仕上がりは上々だ。
「ずっとけがしていましたし、野球ができているのが今は楽しい。一日一日を大事にして一球一球投げていきたい」
マウンドで腕を振れる喜びをかみしめるように真っすぐ、スライダー、フォークなどを駆使し、8イニングのうち、5イニングを三者凡退に仕留めた。「コントロールミスとか、そういうのは調整できる。球数はなかなか調整できない。ブルペンで投げるのとは違うから。順調にきているんだろう」と森監督。着実にステップを踏めている証しを示した。
http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/dragons/news/201703/CK2017032402000112.html