2017年03月18日
京田、開幕デモ打 走守でも魅せた
京田、開幕デモ打 走守でも魅せた
2017年3月18日 紙面から

中日-阪神5回裏1死二塁、京田が右翼線に先制の適時二塁打を放つ=ナゴヤドームで(谷沢昇司撮影)
中日・ドラフト2位の京田陽太内野手(22)=日大=が17日、阪神とのオープン戦(ナゴヤドーム)で気を吐いた。5回に阪神の開幕右腕メッセンジャーから先制の適時二塁打を放ち、7回には石岡のスクイズできっちり生還。5試合ぶりとなった三塁の守備もそつなくこなした。一方で、投手陣は先発・山井大介(38)とリリーフ陣が明暗を分けた。9回2死からの3長打、5失点で4-8の大逆転負けだった。
「3・31」へ、ラストスパートをかけている。開幕1軍へのサバイバルで、京田が走攻守で猛アピールした。
まずは「打」だ。虎の開幕投手に内定しているメッセンジャーを攻略した。5回1死二塁。高めに入った123キロスライダーを見逃さず、右翼へ先制の適時二塁打。昨季セ・リーグ2位の177奪三振をマークした右腕から放った5試合ぶりの適時打にも、京田の表情は浮かない。
「その前にエラーがあったので…。山井さんに助けられたので、山井さんのためにも何とか点が取れて良かった」
思い返したのは3回の守備だ。8日の巨人戦(岡崎)以来となるオープン戦2度目の三塁でのスタメン出場。2死二塁から上本のゴロを一塁へ悪送球した。「あのプレーで流れが変わってしまう」。自らのミスで2死三塁に広げたピンチ。続く高山を山井が二ゴロに仕留めてくれた。大先輩のためにも打って援護したかった。
http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/dragons/news/201703/CK2017031802000101.html