2017年03月16日
溝脇マルチ 1軍初弾に続き連日のアピール
溝脇マルチ 1軍初弾に続き連日のアピール
2017年3月16日 紙面から

西武-中日 2回表2死二塁、溝脇が西武・菊池(右)から左翼線に適時二塁打を放つ=メットライフドームで(小沢徹撮影)
溝脇に運が向いてきた。このチャンスを絶対に手放してなるものか。そんな気迫がプレーに表れている。1点ビハインドの2回2死二塁で、球界を代表する左腕・菊池の138キロ直球に詰まらされたが、打球は三塁手の頭上を越えて左前に落ちた。
「詰まったのであっち(左翼)の方にいっただけ」。落ちたのは偶然だと言いたかったようだが、二塁を陥れた脚力は必然だ。緩い打球と判断すると、一気にギアを上げた。
アピールは続く。7回1死から福倉の104キロカーブにうまくタイミングを合わせて左前へ運んだ。「投手に向かっていけた。しっかりスイングできた」。続く荒木の打席で二盗。5回の無死一塁では投犠打も決めた。「小技もしっかりできてこその打撃ですから」。持ち味のミート力を発揮しただけでなく、場面ごとに役割を全うした。
http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/dragons/news/201703/CK2017031602000110.html