2017年03月11日
執念!!森采配
執念!!森采配
2017年3月8日 紙面から

中日-巨人2回裏無死一塁、左越え本塁打を放つ石岡(右)を迎える森監督=小牧市民球場で(武藤健一撮影)
開幕前哨戦は、黒星。中日は7日のオープン戦巨人戦(小牧)、4-6で敗れた。これでオープン戦3連敗で通算2勝4敗。森繁和監督(62)は2軍から合流させた石川駿内野手(26)を「9番・三塁」で即スタメンで使うなどチームに刺激を加え、最終回には2死満塁まで攻めたが、あと1本が出なかった。
強風が吹き荒れ、7回途中から小雪が舞い始めたほど悪条件の重なった3時間46分の戦い。中日ナインには寒さがより身に染みた試合となった。
これで4、5日のナゴヤドームでのロッテ2連戦に続き3連敗。悪い流れを変えるべく、森監督は執念の采配を振るった。
2点を追う9回裏、遠藤の安打、ゲレーロの四球で無死一、二塁となると、ゲレーロへの代走に捕手の加藤、打席には小技の光る左打者の溝脇を代打に送り、送りバントを成功させた。1死二、三塁となってこの日本塁打を放っていた石岡。結局あと1本が出なかったが、2死満塁まで攻めて最後まで声援を送っていたファンが最高潮に達する見せ場はつくった。
http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/dragons/news/201703/CK2017030802000108.html