2017年03月07日
柳、自滅 1イニング降板
柳、自滅 1イニング降板
2017年3月3日 紙面から

日本ハム-中日 1回裏2死二塁、レアードに左前適時打を浴びる先発の柳=札幌ドームで(小沢徹撮影)
◆中日5-1日本ハム ひとつのアウトが重い。「見ての通りでしょ」。先発マウンドに上がったドラフト1位の柳裕也(22)=明大=は、苦笑いするしかなかった。中田と大谷の二枚看板が不在とはいえ、1軍クラスが居並ぶ日本ハムの上位打線。意識するなというほうが難しかった。
先頭の西川は2球で二ゴロに仕留めたが、続く中島の術中にはまる。カット打ちの名手に追い込んでから3球連続でファウルで粘られ、根負けの四球。2死となり、レアードへの4球目で盗塁を許すと、打席にいた昨季の本塁打王には外角低めのカットボールを左前に運ばれた。
4試合目の実戦で初めて許した生還。何とか炎上は食い止めたが、1イニングで30球もの球数が苦しさを象徴していた。2回裏に場内アナウンスが告げる投手交代。「僕からは何も言えません」。オープン戦初登板は、1安打2四球の1失点。結果的に勝ち投手にはなったが、苦い記憶となった。
http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/dragons/news/201703/CK2017030302000108.html