2017年03月05日
翔太、成長の粘投
翔太、成長の粘投
2017年3月2日 紙面から

日本ハム-中日 4回に2点を先制され厳しい表情でベンチに戻る先発の鈴木(右)と捕手杉山=札幌ドームで(久野功撮影)
沖縄から札幌に舞台を移しての日本ハムとのオープン戦(札幌ドーム)は、0-2の0封負けで、中日は今季の対外試合初黒星を喫した。先発したのは飛躍が期待される4年目右腕、鈴木翔太投手(21)。5イニングを投げ、3安打、2三振、2四球の2失点。制球に苦しみながらも、粘りの投球は見せた。課題も収穫も合わせ、この日の経験を次回の投球に生かしてほしい。
札幌ドームで奮闘した5イニング80球は、先発ローテ枠入りへの、いわば「中間テスト」だった。オープン戦2度目の登板で初先発した鈴木は、打者20人に3安打2四球2失点。試合をつくるという先発としての最低限の役割は果たした。ただ、内容を見れば決して喜んではいられない。何より、打線が相手投手陣を崩せない展開のなか、粘りきることができなかった。
オープン戦初戦の2月25日の広島戦で1イニング調整登板してから中3日。立ち上がりは上々だった。「広島戦は正直緊張したけど、それに比べたら普段通りに入れた」と、先頭の西川から2者連続で左邪飛。3番の田中賢には自己最速にあと1キロと迫る144キロの直球で投ゴロに仕留めた。
http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/dragons/news/201703/CK2017030202000104.html