2017年03月05日
柳、オープン戦のノルマは0封
柳、オープン戦のノルマは0封
2017年2月27日 紙面から

ブルペンでの投球後、球を受けた松井雅(右)と話す柳=北谷球場で(小沢徹撮影)
中日のドラフト1位、柳裕也投手(22)=明大=が26日、オープン戦でのゼロ封をノルマに掲げた。3月1、2日の日本ハム戦(札幌ドーム)のメンバーに選ばれ、まずは昨季の日本一チーム相手に登板しそうだ。この日で打ち上げた春季キャンプは1軍完走を果たし「50点」と自己採点。沖縄で得た課題に向き合いながら、開幕ローテに照準を合わせる。
充実感と歯がゆさが交錯する。初めて経験した沖縄での1カ月。「けがなくやれた」という思いがある一方で、実力を出し切れたとは言えない。報道陣に自己採点を聞かれた柳は「んー、んー」と15秒ほど言葉に詰まり、数字を導き出した。
「50点くらい」。自らが投げた球の出来を考えると、本音は「20点」。だが、首脳陣の言葉や先輩の姿から得た収穫で加点された。「プロの世界でやっていく実感が増した」。それを確信に変えるには、課題を乗り越えて残りの50点を埋めなければいけない。
今キャンプ通算の球数は1032球。最多の福谷と比べると半分以下で、同じ新人の笠原、丸山よりも100球単位で少なかった。疲れが蓄積されていく中で、いかに投げる体力をつけるかが今後の目標のひとつ。首脳陣から「もっと投げ込んだ方がいい」と諭されることもあった。
http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/dragons/news/201702/CK2017022702000100.html