2017年03月04日
森野球“競走曲”
森野球“競走曲”
2017年2月26日 紙面から

無死一塁、遠藤が遊撃内野安打
1点を守り、1点をもぎ取る新しいドラゴンズの野球が、オープン戦初戦から結実した。1点を追う6回だ。先頭の近藤が四球で出塁すると、続く遠藤とのヒットエンドランが成功。さらに遠藤が二盗を決めた二、三塁の絶好機をつくった。打者・石岡の場面で、近藤は「ゴロならスタートを切る。ホームが無理だったら挟まれて、もう一回二、三塁をつくろう」と想定していた。
果たして石岡は二ゴロを打ち、三本間に挟まれた近藤が遠藤と石岡がそれぞれ二、三塁に進むまでの時間を稼ぎ出した。この粘りが奏功し、続く高橋の内野ゴロの間に遠藤が同点のホームを踏んだ。一番欲しかった適時打は出なかったものの、内野安打1本で同点に追い付いた。
この攻撃について森監督は「結果的に(石岡の打席で)点はとれなかったけど、それをカバーしたのは足の速いやつらが残ったから。なんでもいいから1点取れればいい。ある程度の対応はできるようになってきたのかな」と選手たちの成長を評価した。
http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/dragons/news/201702/CK2017022602000100.html