2017年03月04日
柳、初先発「反省」 2イニング46球
柳、初先発「反省」 2イニング46球
2017年2月25日 紙面から

中日-ネクセン 制球に苦しみながら2イニングを無失点に抑えた柳=読谷球場で(佐伯友章撮影)
何とか「0」は積み重ねた。実戦登板3試合で、まだ無失点。だが、制球に苦しみ窮地を迎えただけに表情は厳しい。「反省するところが多かった」。中日のドラフト1位、柳裕也投手(22)=明大=が、初先発した24日の韓国・ネクセン戦を振り返った。
1回の先頭にいきなり3球続けてボール。直球に抑えがきかず「ストライクを取るのに精いっぱい。余裕のない投球だった」。2死から右翼線二塁打を許しただけでこらえたが、2回は2本の長短打と四球で1死満塁を招いた。
続く打者は135キロの直球で遊飛に打ち取り、最後は高めの131キロ直球で一直。外野に抜けてもおかしくなかった当たりに「紙一重だった。結果オーライ」と喜べない。2イニングで打者10人に対して3安打1四球。46球を要し、求めていた内容はついてこなかった。
だが、マウンドで試行錯誤が見えたのも確か。「打者が合っていない」と見たカットボールを意識的に多投。2回無死一塁の場面では、フルカウントから意表を突くカーブで空振り三振を奪った。「考えながら投げるという部分にも敏感になっていかないと」。駆け引きにも意識を注いだ。
http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/dragons/news/201702/CK2017022502000111.html