2017年03月02日
柳、中3日で1イニングピシャリ!!
柳、中3日で1イニングピシャリ!!
2017年2月20日 紙面から

中日-楽天 7回を打者3人でピシャリと抑えた柳=北谷球場で(佐伯友章撮影)
本拠地デビュー見えた!! 中日のドラフト1位、柳裕也投手(22)=明大=が19日、楽天との練習試合(北谷)で1イニングを完全に抑えた。15日の実戦初登板から中3日でのマウンドは、今後の日程を考えてのこと。21日からの春季キャンプ最終第4クールで投球回数を伸ばし、順調なら3月4、5日のロッテとのオープン戦(ナゴヤドーム)に向かうことになりそうだ。この日の試合は4-1で勝ち、無傷の対外試合4連勝となった。
特別な舞台への道が、開けてきた。柳が順調にステップを踏んでいるからこそ15日に韓国・KIAとの練習試合(北谷)で実戦デビューを果たしてから、早くも中3日で用意されたマウンド。そこには首脳陣の意図が存在している。
「次は長めに(調整期間を与えよう)と、考えている。3イニングを目標に、50球、60球をめどにすることは当然」と森監督は強調。この日は疲れがある中でNPB球団相手の慣らし運転だったが、次回からは投球回数を重ねて実力を量ることになる。
指揮官の言葉通り十分な調整期間を設け、21日からの最終クールの終盤に予定される実戦での登板へ。そこで及第点の結果を残せば、名古屋に帰ってから初っぱなにある本拠地でのマウンドが必然的に浮かび上がる。3月4、5日のロッテとのオープン戦でお披露目となれば、竜党にはこの上ない春の贈り物だ。
首脳陣は明言こそしないが「早いうちに本番の球場でという希望はある」と友利投手コーチは強調。これからの主戦場にいち早く慣れるのは欠かせない。柳自身も「ナゴヤドームで早く投げたいという気持ちはあります。まずは沖縄でしっかり結果を残したい」と熱望する。
その言葉通り、体現は続けている。7回に4番手として登板したこの日は、7番からの下位打線を難なく三者凡退に。直球の最速は、前回登板時よりも4キロ速い142キロを計測。変化球もまとまり始め「まだ全部は出し切れてないけど、一歩ずつ前には進んでいる。無失点に抑えられたのは良かった」と振り返った。
http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/dragons/news/201702/CK2017022002000103.html