2017年03月02日
ゲレーロ、内角低め一閃
ゲレーロ、内角低め一閃
2017年2月20日 紙面から

内角低めの「難しい球」を振り抜いた=北谷球場で(小沢徹撮影)
中日の新外国人、アレックス・ゲレーロ内野手(30)のバットがまた火を吹いた。楽天との練習試合で、左中間への3ランを含む2打数2安打。チームの全4打点をたたき出した。これで対外試合は10打数6安打の打率6割、3本塁打、9打点と絶好調だ。
暖かな日差しと青空を切り裂いた。3回1死二、三塁の絶好機。1ボールから内角低めに来た球を振り抜く。向かい風もものともせず、白球は左中間芝生席の奥に飛び込んだ。実戦デビューとなった12日の韓国・ハンファ戦(北谷)で2本塁打を放って以来、3試合ぶりにアーチを掛けた。
「難しいボールだったけど、芯で捉えられた。満足しているよ。自分でもビックリするぐらい結果が出ているよ」
見極めができているからこそ、結果を残せている。1回の好機には2ボールからの3球目を中前へはじき返す適時打。「ストライクゾーンを確認するのはとても大事なことだよ」。昨年4月、一方的なマイナー落ちを拒否してドジャースとの契約を解除。そこから約10カ月間、実戦から遠ざかっていたとは思えない選球眼の良さが光る。
http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/dragons/news/201702/CK2017022002000098.html