2017年03月02日
大野、手応え145キロ
大野、手応え145キロ
2017年2月20日 紙面から

1回表のピンチを切り抜け、杉山と話しながら笑顔でベンチに戻る大野(右)
もう一度、ストレートを磨く-。今季、みずからに課したテーマとしっかりと向き合えていることをみせつけた。この日の最速は145キロ。「この時期はいつも137キロくらい。真っすぐにこだわると言っているので、そこは良かった」。初実戦の大野雄大投手(28)にとって、手応え十分の2イニング無失点だった。
立ち上がり。先頭の西田の飛球を右翼・遠藤が目測を誤り、二塁打になった。「遠藤もまだ外野になったばかり。風もあったし、そういうことが起きても仕方ない」。その後1死満塁とピンチを広げ、打席には島内。カウント1-1から低めのフォークで二ゴロ併殺打に斬った。
「しっかり粘ってゼロにできて良かった」。冷静な投球をみせたが、これで満足しているわけではない。「ちょっと変化球が多くなってしまった。直球の強さは良かっただけに、これからは内、外の投げ分けをしっかりしたい。そうすればもっと内容も良くなる」。追い求めているのは分かっていても打てないストレート。この日は追い込んでからフォークやツーシームを選択する場面もあった。しかし、直球を捉えられた打球は皆無だっただけに、ここから理想としている力で押しまくる投球にシフトしていけそうだ。
http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/dragons/news/201702/CK2017022002000100.html