2017年02月25日
柳、実戦デビュー15日濃厚
柳、実戦デビュー15日濃厚
2017年2月8日 紙面から

打撃投手を務め力投する柳(篠原麻希撮影)=北谷球場で
2・15実戦デビューが見えた!! 中日のドラフト1位・柳裕也投手(22)=明大=が春季キャンプ第2クール初日の7日、沖縄・北谷球場で初めてフリー打撃に登板し、打者2人に計54球を投げた。期待通りの制球力に、首脳陣は納得顔で実戦へGOサイン。今クール中のシート打撃登板を経て順調なら、15日の韓国・起亜との練習試合(北谷)で初登板することが濃厚となった。
淡々ながら、堂々と腕を振る。「打撃投手なんで割り切って、テンポ良く強い球を意識しました。緊張は全く」。最速は139キロでも、打たせるためにストライクを入れるのが先決。柳は達観したように、仕事を果たしていった。
右の近藤と左の高橋に直球のみ計54球で、安打性は4本の柵越えを含む11本。「ボール1個分高かった」と微調整は必要だが、8割以上はストライクゾーンと制球力に狂いはない。2球連続でボールになったのは1度のみ。広島の田中スコアラーは「修正力、対応力が高い」とうなった。
期待通りの出来に首脳陣も納得顔だ。友利投手コーチが「低めで見逃しストライクを取れていた。柳本人は自己採点70点と言っていたし、まだ伸びてくるでしょ」と言えば、近藤投手コーチも「強い球がいっていた。やっぱりいいよね。実戦も問題ないでしょ」とうなずいた。
こうなるとがぜん、気になるのが実戦デビューのXデー。5日に打撃投手を終えた若手投手陣の「第1班」は8日にシート打撃に登板し、12日の韓国・ハンファとの練習試合(北谷)に向かう。柳らの「第2班」は2日遅れで、森監督は「次の試合に投げる人は、その次のシートで投げるのが当然。そのために2つに分かれている」と示唆。今クール中にシート打撃に登板し、実戦2試合目となる15日起亜戦(同)のマウンドが用意されるのが濃厚だ。
http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/dragons/news/201702/CK2017020802000105.html