2017年02月18日
柳、先輩ウオッチング「勉強になりました」
柳、先輩ウオッチング「勉強になりました」
2017年2月6日 紙面から

投内連係で駆け出す柳=北谷球場で(篠原麻希撮影)
中日のドラフト1位・柳裕也投手(22)が「ベテランウオッチング」の1週間に収穫を得た。5日で1軍・北谷組での第1クールが終了。慣れない環境に戸惑いながらも、偉大な先輩たちからプロの姿勢を学び取った。
「力入りました」。率直な感想を問われ、そう照れ笑いを浮かべる。首脳陣や関係者、報道陣にファンと幾多の注目を浴びながら、次々と消化される練習メニュー。合間にはファンサービスも。目の回るような日々だったが、学びのアンテナは常に立てていた。
「岩瀬さんや山井さん、吉見さんを見ていると、すごく真剣に取り組んでいたし、キャッチボールも丁寧。勉強になりました」。一時代を築いてきた投手の共通点。船上でのホエールウオッチングがシーズンを迎えた沖縄で、柳はグラウンドで観察に夢中だった。
この日は初めて投内連係に参加。横浜高-明大と名門を歩んできた右腕は無難にこなしたが「やっぱりレベルは高いし、スピード感も違います」と実感した。ブルペンでは47球。「けがなくやれたことが一番良かったです」とひと安心する。
6日の休養日は軽く外出する予定。フリー打撃に登板する7日に向け「テンポ良く、ゾーンに投げること。いつでもストライクを取れるようにしないといけません」と強調する。2日のブルペン投球では、打者を立たせて予行練習済み。精密機械と化して直球を投げ込む。
http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/dragons/news/201702/CK2017020602000089.html