2017年02月06日
ロンドン、いきなり151キロ
ロンドン、いきなり151キロ
2017年2月2日 紙面から

キャンプイン初日から球速151キロを計測、球団スタッフの度肝を抜いた中日・ロンドンの投球フォーム(右から左へ連続写真)=北谷球場で(写真は合成)
竜の守護神争奪戦のゴングが鳴った!! プロ野球は1日、日本ハムを除く11球団の春季キャンプがスタートした。中日は沖縄・北谷球場で、ベネズエラ出身の新外国人、ホルヘ・ロンドン投手(28)が来日初ブルペンでいきなり球速151キロを計測。自称162キロ右腕はリリーフでの起用が濃厚で、田島慎二投手(27)や同じ新助っ人のエルビス・アラウホ投手(25)と“三つ巴”でクローザーの座を争う。
度肝を抜く数字が、球春到来を告げた。ロンドンが腕を振った瞬間、スピードガンの表示は「151キロ」。ブルペン入りした21投手の中で断トツだった。「初日から150キロ以上が出るなんて、考えられない」。投球を見守った球団スタッフから驚きの声が…。それでも、ロンドンは涼しげな表情を浮かべていた。
「ちょっとマウンドが柔らかい感じだった。自分の力で言ったら7割くらいかな」。変化球を含む42球。隣で投げた身長2メートルのアラウホと比べると小柄に見えるが、186センチ、99キロと馬力はある。受けた吉田ブルペン捕手は「フォームがまとまっていて、球質もいいので一見すると球が速く見えないけど、それくらいは出ていると思った」と納得した。
いきなりのデモンストレーションに、森監督も「ここまで投げてくれるとは。力強い」と目を細めた。国際渉外担当として獲得に携わった友利投手コーチは「速いでしょ? ブルペンより実戦の方が見栄えがいい。1イニングで力をがっつり出してくれた方がいい」と強調。守護神についても「そうゆう所に入ってきてくれたら層も厚くなる」と期待を寄せた。
http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/dragons/news/201702/CK2017020202000116.html