2017年02月02日
土井コーチ、ゲレーロに大きな期待
土井コーチ、ゲレーロに大きな期待
2017年1月31日 紙面から

フリー打撃で快音を響かせるゲレーロ。視察した土井コーチは田淵を連想し期待を口にした=北谷公園屋内運動場で(黒田淳一撮影)
中日の新外国人、アレックス・ゲレーロ内野手(30)が30日、北谷球場屋内運動場で連日のフリー打撃を行った。初視察の土井正博打撃コーチ(73)は希代のホームランバッター・田淵幸一さんを引き合いに大きな期待を寄せた。沖縄での選手会合同自主トレはこの日で打ち上げとなった。
あいにくの空模様のため、屋内で行われたフリー打撃。新外国人・ゲレーロが重心を落とし気味の構えから、力強いスイングを連発する。数々のスラッガーを育ててきた土井コーチの目が鋭く反応した。「クセがないね。大きく崩れることはないんじゃないかな」。初見の土井コーチはそううなずくと、ビシエドとのタイプの違いを説明しながら、ゲレーロへの期待を込めた。
「ビシエドはライナーが多い打者。そういう打者はアベレージを残すことができる。それに比べて、ゲレーロは放物線を描ける。田淵のような感じでね。詰まっても、もっていける。こういう打者はホームランを期待できる」。確かに前日の屋外フリー打撃では、打ち損じたとしても、とにかく打球は舞い上がっていた。屋内とはいえ、その片りんをみた土井コーチは、阪神と西武で通算474本塁打を放った「アーチスト」田淵幸一さんの名前を引き合いに、期待の大きさを語った。
この日は土井コーチのほかにも波留コーチや野手系のコーチが見守る中での打撃練習だった。ゲレーロは「自分は自分のことをするだけです。打撃が悪ければ直してもらえるというのはうれしいこと」と貪欲な姿勢をみせた。
http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/dragons/news/201701/CK2017013102000096.html