2017年01月29日
大塚コーチ、岡田らに侍心得
大塚コーチ、岡田らに侍心得
2017年1月29日 紙面から

キャッチボールをする岡田。大塚コーチの金言を胸にWBCでも燃えるぞ=北谷球場で(小沢徹撮影)
今季はパドレスでコーチ修行する中日・大塚晶文派遣コーチ(45)が米国出発を前にした28日、侍ジャパンの一員としてワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に臨む中日の岡田俊哉投手(25)ら選手たちに熱いメッセージを送った。06年の第1回大会で世界一の胴上げ投手となった守護神は日本ラウンド、米国での決勝ラウンドの違いと攻略法を説き「戦争と思うくらいの闘争心」と世界一奪回の金言を授けた。
ペトコ・パークのマウンドで力強く突き上げた両腕の記憶は、今も語り継がれる雄姿だ。大塚コーチは11年前、チーム最多5試合に登板して王ジャパンの初代王者に貢献した守護神。そんな世界一を経験した男は離日する直前、岡田、平田、そして侍ジャパンへ金言を贈った。
「いつも通りのプレーができれば通用する。お客さんの期待を感じる日本ラウンドの方がやりにくい。とにかく平常心。代表のユニホームを着てワクワクする気持ちを大事に、重圧を感じずに戦ってほしい」
やはりカギは心理面。東京での1次、2次ラウンドで心掛けるべきは平常心、そして、米国へと渡る準決勝、決勝では闘争心だった。
「メジャーリーガーを見ると『わあ、すごい』と思ってしまう。でも気後れとかあこがれの目で見ちゃうと闘争心は沸きにくい。『こいつらブッ倒す!!』っていう勢いでいかないと」
http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/dragons/news/201701/CK2017012902000094.html