2017年01月25日
ゲレーロ、日本でのチャンスに感謝
ゲレーロ、日本でのチャンスに感謝
2017年1月25日 紙面から

来日し、竜の置物の前でポーズを決めるゲレーロ=中部国際空港で(谷沢昇司撮影)
中日の新外国人、アレックス・ゲレーロ内野手(30)が24日、中部国際空港着で初来日した。米大リーグのドジャースに在籍していた昨春、マイナー降格を拒否して自由契約を選択。昨季はシーズンを通してほとんどプレー機会がなかった主砲候補は野球への飢えを強調し、日本で成功するために我慢の人となることを宣言した。ダヤン・ビシエド内野手(27)、ラウル・バルデス投手(39)、ジョーダン・ノルベルト投手(30)も同じ便で来日した。
温暖なマイアミから復活ののろしを上げるためにやってきた新天地は、冷えきった真冬の夜だった。デトロイトを経由し、約22時間のフライトの末に現れたゲレーロ。疲れもあった。それでも、来日第一声は生き生きと弾んでいた。
「ちょっと感動しているよ。このチャンスをもらえたことに感謝したい。ドラゴンズというチームのために、グラウンドで結果を残したい」
野球に、試合に、飢えていた。ドジャース時代の昨年3月、春季キャンプ中の練習試合でベースを回った際に左膝を負傷した。比較的軽傷だったものの、マイナーリーグのチームで3週間の調整を強いられた。
ドジャースは登録枠を空けるため、その後もさらにマイナーでのプレーを要求。しかし、契約の中にマイナーへ降格させられない条項があったため、ゲレーロはこれを拒否。そして、自らの誇りのために自由契約を選んだ。
「ケガも治っていたし、自分は準備ができていた。試合に出られると思っていたが、球団の思惑は違った。だからチームを辞めることにした」
http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/dragons/news/201701/CK2017012502000112.html