2017年01月23日
柳、2・1即ブルペン
柳、2・1即ブルペン
2017年1月22日 紙面から

キャッチボールで調整する柳(左)と大野=ナゴヤ球場で(金田好弘撮影)
中日のドラフト1位・柳裕也投手(22)=明大=が21日、キャンプインの2月1日からブルペン入りすることを明かした。発表された振り分けで、1軍・北谷組でのスタートが正式決定。新人ならではの“特別待遇”から脱し、横並びでアピール合戦に臨む。
ナゴヤ球場での選手会合同自主トレで3度目のブルペン入り。捕手は立たせたままの30球だったが、カットボールも初披露した。「制球というより、投げられて良かった」。着実にステップを重ねることで、おのずと春季キャンプの調整に関して青写真を描いた。
「2月1日は投げるつもりでやります」
春季キャンプでは、故障者を除いた投手全員が初日にブルペン入りするのが慣習。ただ、新人は例外となるケースもあり、昨春には調整遅れの小笠原が投球練習を回避した。今年も周囲は「焦るな」と口をそろえるが、いつまでもスロー調整では勝負の土俵に上がれないのは百も承知だ。
「僕はまだ実績も何もないですし、アピールすることは大事だと思います。(1軍のキャンプで)いいスタートが切れる。やるべきことをやっていきたい。まずはしっかり投げること」
この日行われた視覚機能検査では、思わぬ能力も分かった。打者並みに高い数値をたたき出したのは動体視力。阪神・福留孝介や、投手ながら打撃に定評のあった明大の先輩・川上憲伸さんに匹敵するという。
http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/dragons/news/201701/CK2017012202000092.html