2017年01月14日
ドラフト2位・京田、荒木さんにクギ付け
ドラフト2位・京田、荒木さんにクギ付け
2017年1月14日 紙面から

黙々とティー打撃をする京田=中日ドラゴンズ屋内練習場で(篠原麻希撮影)
中日のドラフト2位・京田陽太内野手(22)=日大=が13日、ベテランの美技に心を奪われた。新人合同自主トレに励むナゴヤ球場で、荒木雅博内野手(39)と初対面。同じタイミングでノックを受ける機会があり、自らの練習もそこそこに熱視線を送った。内野の定位置を争うライバルとはいえ、お手本から貪欲に吸収する。
チラ見というより「ガン見」。屋内練習場でノックを受ける京田が、やけに左方向を気にする。およそ20メートル先には、軽快にゴロをさばく荒木の姿があった。「もう自分の練習というより、見とれちゃいました」。恋する乙女のような一目ぼれだった。
「打球に対する間(ま)の取り方がすごいし、全部グラブの芯で捕っていた。自分と比べても動きが全然軽い」。自身も守備が最大の売りだが、6年連続ゴールデン・グラブ賞を獲得した名手の動きすべてが生きる教科書。初対面のあいさつも済ませ「こんなに早く会えるとは」と喜んだ。
本職は遊撃だが、チーム状況で二塁に挑戦する可能性もある。2000安打にあと39本に迫るベテランは競争相手でもあるが、京田は「目指すべきところ」とお手本にする。まだ立場的には近寄りがたいため「話し掛けていただけるようにアピールする」と視界に入りたい。
http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/dragons/news/201701/CK2017011402000111.html