2017年01月13日
小笠原、優しきアニキ!!
小笠原、優しきアニキ!!
2017年1月13日 紙面から

練習の合間に岡田(左)と談笑する小笠原=ナゴヤ球場で(小沢徹撮影)
アニキになるぞ!! 中日・小笠原慎之介投手(19)が、プロで初めての後輩となる高校生ルーキー2人のサポートを買って出る。ドラフト3位の石垣雅海内野手(18)=山形・酒田南高=と同5位の藤嶋健人投手(18)=愛知・東邦高=を誘い、13日に食事へ出掛ける予定。自らの経験を参考に、春季キャンプの流れや雰囲気を伝えて新人の不安を和らげるつもりだ。
先輩に助けてもらった恩は、後輩に返すのが麗しき上下関係の在り方。2年目を迎えた小笠原が、早速動いた。「2人を食事に連れて行ってあげようと思うんです」。年下になった藤嶋と石垣の高校生コンビに、1年前の自分を重ねる。
右も左も分からなかった新たな世界。昨年は入寮直後に若松らに声を掛けてもらったこともあり、チームに早くなじむことができた。「先輩に誘っていただいてうれしかったので、自分もそんな先輩になりたい」。巡ってきた出番に手を差し伸べる。
目前に迫る春季キャンプ。肉体的な疲労に加え、何も分からない気疲れは想像以上だ。ファン対応や下っ端としての雑用もある。「いろんな所に目を配ることが大切だと思います。でも、自分のことで精いっぱいになるので、手伝ってあげられれば」と見通す。
外食は13日夜の予定で「何が食べたい?」と質問。藤嶋は「焼き肉とか名古屋メシもいいかなと思ったんですが、話し合ってすしがいいかなって」と笑顔でリクエストした。年相応に、小笠原は決して高級ではない店を予約。未成年らしく、ウーロン茶とオレンジジュースで乾杯する。
http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/dragons/news/201701/CK2017011302000102.html