2017年01月10日
荒木、二塁バトルを歓迎
荒木、二塁バトルを歓迎
2017年1月10日 紙面から

野球、バスケット、ラグビー、陸上の各選手との合同スポーツイベントの最後に子どもたちに話をする荒木=熊本市の熊本県立大で(谷沢昇司撮影)
中日の荒木雅博内野手(39)が9日、通算2000安打まであと39本となって迎える今季もポジション争いを歓迎した。森監督が新外国人のゲレーロに二塁を守らせる腹案が明らかになったが、「競争に負けるとなったら辞めるとき」と闘志満々で受けて立つ覚悟を見せた。この日は故郷の熊本で、日本プロ野球選手会などが主催した熊本地震復興支援イベントに参加した。
幾多のライバルたちとしのぎを削り、積み重ねてきた年月があるからこそ、何も恐れることはない。プロ22年目を迎える今季。通算2000安打達成目前のメモリアルイヤーであっても、荒木は競争を歓迎した。
「刺激があるおかげでここまで来られた。それはありがたいこと。そこで負けるとなったら辞めるとき。その中でここまで来たので」。負けたら辞める-。報道陣をドキッとさせる発言も出たが、あくまで本人の姿勢は泰然自若だ。
先週末、相次いでテレビ番組に出演した森監督が今季構想の一端を明かした。その中には、新外国人のゲレーロを二塁に置く超攻撃的な布陣もあった。さらには新人合同自主トレでドラフト2位の京田が高い身体能力を披露。続々と内野の新戦力が現れ、荒木といえどもレギュラーの座は確約されていない。
http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/dragons/news/201701/CK2017011002000093.html