2017年01月08日
柳、決意!!2つの金言
柳、決意!!2つの金言
2017年1月8日 紙面から

川上憲伸さんからもらった色紙を昇竜館に持ち込んだ柳=名古屋市中川区の昇竜館で(小沢徹撮影)
明大魂で戦う! 中日の新入団選手7人が7日、ナゴヤ球場に隣接する選手寮「昇竜館」に入寮した。ドラフト1位の柳裕也投手(22)=明大=は大学の先輩で、中日OBでもある本紙評論家の川上憲伸さん(41)から贈られた色紙を持参。「人間力」と「魂」のキーワードを胸に、目標の新人王を目指す。
入寮したばかりの部屋で、カメラマンにメモリアルショットを求められた柳は、棚に飾られた1枚の色紙を手に取った。
「枕元に飾って一緒に寝ます」
贈り主は柳と同じ明大のエースで主将を務め、中日にドラフト1位で入団した川上さんだった。ドラフト会議後の昨年11月にテレビ番組で対面。そのときに受け取った色紙だった。川上さんのサインとともに、2つの言葉がしたためられていた。
一つは「人間力」。1950年から80年代まで、「御大」として指導してきた明大野球部の故・島岡吉郎元監督のモットーで、柳にも脈々と受け継がれている伝統の教えだ。川上さんは「入寮した時からみんな教えられた言葉。人間らしく底力を出せということ」と説明する。最後まで諦めず野球に取り組め-。すなわち明大魂そのものであり、変わらぬ姿勢をプロでも貫いてほしいとの川上さんの思いが込められている。
2つ目は「魂」。川上さんが座右の銘にする「一球入魂」から授かった。「好きな言葉を入れただけですよ」と川上さんは笑う。だが、マウンドで魂のこもった闘志あふれる投球スタイルは柳と川上さんの共通点でもある。島岡イズムと憲伸の金言。2大キーワードを片時も忘れないようにするつもりだ。
http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/dragons/news/201701/CK2017010802000089.html