2017年01月08日
藤嶋、30万円の電気治療機器とともに入寮
藤嶋、30万円の電気治療機器とともに入寮
2017年1月8日 紙面から

電気治療機器を右腕に付ける藤嶋=名古屋市中川区の昇竜館で(小沢徹撮影)
実家のワンボックスカーからあふれんばかりの大量の荷物とともに、ドラフト5位の藤嶋健人投手(18)=東邦高=は昇竜館に足を踏み入れた。テレビ、空気清浄器、シェーバー、フットマッサージャー、電動プロテインミキサーなどなど…。名古屋市名東区の下宿からそのまま運び込んだ電化製品が、ところ狭しと並ぶ。そのなかに、ひときわ異彩を放つ謎の機械があった。
「昨日買いました。たぶん30万円くらいです」。そう胸を張った藤嶋にとって、この電気治療機器『フィジオアクティブHV』は念願の一品だ。昨夏の愛知大会中に左手首に死球を受け打撲。先発を回避する苦境の中、たまたま名古屋遠征中だった東邦の先輩・関根(DeNA)から、関係者を通じて借りたこの機器を使ってみたところ、「奇跡的に復活した」。甲子園でも右肘の痛みとの闘いをサポートしてくれた。それだけに母の正実さんには「プロに行けたら絶対買う」と宣言していたという。
http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/dragons/news/201701/CK2017010802000091.html