2017年01月07日
若松、夜な夜な体幹強化
若松、夜な夜な体幹強化
2017年1月6日 紙面から

ダンベルとバランスボールを使って体幹トレーニングする若松。奥は吉田=福岡県久留米市で(篠原麻希撮影)
中日・若松駿太投手(21)が5日、地元の福岡県久留米市での自主トレを公開した。体の軸がぶれて投球フォームが安定しなかった昨季の反省に立ち、夜な夜な地味な体幹トレーニングを徹底。今季の目標に設定した「年間ローテ死守・13勝・防御率2点台前半」に向け、体を仕上げて春季キャンプに臨む。
夜のとばりが降りたころ、室内灯に照らされながら体が悲鳴を上げる。先月15日からほぼ休みなく続ける体幹トレーニング。バランスボールなどを使い、地道に反復運動を続ける。これがきつい。「やり始めの時は、次の日に立ち上がれませんでした」。苦笑する若松に充実感がにじむ。
約1カ月も帰省したのはこのため。知人の理学療法士、池本崇さん(29)に頼み、上半身と下半身を交互に鍛えるメニューを作ってもらった。10種類ほどを毎日みっちり2時間。「しっかり体の軸をつくりたい。正しい体の使い方も学んでいます」と言う。
ローテの柱を期待された昨季は安定感に欠け、夏場に2軍降格。チーム最多タイの7勝を挙げたものの、8敗と黒星が先行し、防御率も4・07と悪かった。フォームを固めきれなかったことが成績に反映されただけに、欠かせないのが揺るぎない土台作り。「年間通してローテを守りたい」との自負が突き動かす。
http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/dragons/news/201701/CK2017010602000099.html