2017年01月05日
福谷、オフは精神面強化
福谷、オフは精神面強化
2017年1月5日 紙面から

ファンの子どもと握手する福谷(右)=とこなめボートで(黒田淳一撮影)
今季の飛躍を期す中日の福谷浩司投手(25)が4日、「このオフはメンタル面(の強化)を意識して過ごした」と精神面の強化に取り組んだことを明かした。
ドラフト1位で入団してから4年間。好素材を生かし切れなかった福谷が、自身を見つめ直す機会を得た。昨秋、他選手やコーチとの雑談で東京都内の施設が話題に出た。プロゴルファーなど主にスポーツ選手を対象にしたもので、福谷は「理論的にトレーニングや治療をする道場。話を聞いたら面白そうだったので12月に行ってみた」と説明した。
例えば、立っている姿勢やマイクの持ち方も、人によってリラックスできる姿勢や持ち方が異なるという。今まで考えたこともなかった視点に立つことで、新たな発見があることを知った。
初めて開幕から抑え役を任された2015年は、不調に陥った夏ごろに「自分は何のために野球をやっているのかという気持ちになった」と袋小路へ迷い込んだ。悩んでいると、同学年の杉山から「そういうタイプじゃないだろう」と諭されたことも…。1度、施設へ通っただけで早急に成果が出るものでもないが「悔いを残さないためには自分の力を100%出すこと。勝負は4月から」と言葉に力を込めた。
http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/dragons/news/201701/CK2017010502000110.html