2016年12月31日
小熊&石川にソフトバンク・松田「地味じゃアカン!!」
小熊&石川にソフトバンク・松田「地味じゃアカン!!」
2016年12月30日 紙面から

野球教室の講師を務める小熊(右)と楽天・則本(左)=滋賀・長浜バイオ大学ドームで(篠原麻希撮影)
中日・小熊凌祐投手(26)と石川駿内野手(26)が29日、地元の偉大な先輩に「脱・地味宣言」を説かれた。この日は、滋賀県長浜市内で、同県出身のプロ野球選手による少年野球教室に参加。ソフトバンク・松田宣浩内野手(33)は、今季最下位に沈み、今回のイベントでも存在感が物足りなかった竜戦士2人に向け「地味じゃアカン!!」と強調した。
郷土凱旋(がいせん)なのに、少し肩身が狭い。ずらりと並んだ同郷の選手10人の中でも、物足りない竜戦士2人の存在感。トークショーでも、司会者から話題が振られたのは、今季の総括くらい。対照的にソフトバンク・古沢ら若手が盛り上げようとハッスルした。
「最下位なんでね。気を使ってくれたんですかね」と小熊は苦笑い。今季5勝を挙げたとはいえ、一緒に教室で指導した同学年の楽天・則本と比べると知名度はまだまだ。「もっと活躍して分かってもらわないと」。最優先は結果。だが、プラスアルファで必要なエッセンスもあるようで…。
「ホークス明るいよぉ~!! 地味じゃアカンってぇ~!!」。イベント終了後の帰り際に声を張り上げたのはソフトバンク・松田。今回のイベントで注目度がいまひとつだった中日勢に向け、らしいアドバイスを送った。野球教室は「1年に1度、互いの成長を報告する場」と言うだけに、後輩たちにギラギラしていてほしいようだ。
http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/dragons/news/201612/CK2016123002000095.html