2016年12月21日
落合GM退団 後任は置かない方針
落合GM退団 後任は置かない方針
2016年12月21日 紙面から

記者の問いかけに応じることなく自宅前で車に乗り込む中日の落合博満GM=名古屋市千種区で(野村和宏撮影)
中日・落合博満ゼネラルマネジャー=GM=(63)が来年1月の契約満了とともに退団する。白井文吾オーナーが20日、明らかにした。来季はGM制も廃止になる。2013年オフの就任以降、3年連続Bクラスで今年は最下位。黄金期をつくったかつての名監督は、チームの再建半ばでドラゴンズを去る。
竜再建を誓ってスタートしたGM制度は3年で頓挫した。来年1月で契約が満了する落合GMについて、白井オーナーは「今のところ契約通りということ」と新たに契約を更新しない方針を明らかにした。オーナーによると、球団内の別の役職に就くこともなく、そのままチームを去ることになる。後任のGMも置かないという。
この日の球団役員会でもその旨が西山和夫球団代表から報告された。
高木政権2年目の2013年にチームは12年ぶりのBクラスに転落。谷繁兼任監督(当時)をバックアップする存在として、チーム再建の土台つくりを託されたのが落合GMだった。就任時には「優勝するチームをつくらないとやる意味がない。監督以上に責任が重い」と語り、大きな期待を集めた。
大幅なコストカットなどで話題を集めたが、肝心の成績が就任からの3年間すべてBクラス。今年は19年ぶりに最下位という屈辱も味わった。GMの手腕を問われるドラフトやトレード、FA補強などでも目立った成果を上げることはできなかった。
http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/dragons/news/201612/CK2016122102000112.html